S50形ダクタイル鉄管は既設管とどのように接続すれば良いでしょうか?
Q9-19
- S50形ダクタイル鉄管は既設管とどのように接続すれば良いでしょうか?
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S50形ダクタイル鉄管は、過去に規格化されていた呼び径50T形ダクタイル鉄管や他管種(鋼管、塩化ビニル管等)とは外径が異なるため、直接接続することはできません。既設管との接続は下記のケ一スが考えられます。
①既設管路の末端部または既設管路の切管個所にS50形ダクタイル鉄管を接続するケース
呼び径50T形ダクタイル鉄管や他管種(鋼管、塩化ビニル管等)との接続は、S50形ダクタイル鉄管専用の異種継手管※を用いて行うことができます。この異種継手管の一方は、S50形ダクタイル鉄管の異形管受口形状になっており、S50形ダクタイル鉄管の挿し口突部の有無にかかわらず接合が可能です。
図1 呼び径50T形ダクタイル鉄管や他管種との接続方法例②既設管路に分岐管を設けて、その分岐管にS50形ダクイタイル鉄管を接続するケース
既設管路を一部撤去した後に二受T字管を設置し、その分岐管にS50ダクタイル鉄管を接続する場合は、分岐側が呼び径75の二受T字管を使用し、挿し受片落管※(挿し口:GX形もしくはNS形、受口:S50形)により、S50形ダクタイル鉄管と接続できます。
また、不断水で分岐する場合には、不断水分岐工法により分岐側が呼び径50フランジ形の割T字管を設置し、S50形ダクタイル鉄管の短管1号※もしくは2号※によりフランジ接合で接続できます。図2 既設管を一部撤去する方法例図3 不断水分岐を用いる方法例※異種継手管、S50形ダクタイル鉄管の挿し受片落管と受挿し片落管、短管1号と2号については、当協会規格では規定していませんが、メーカ規格により製造・販売されていますので、詳しくは会員メーカにお問い合わせください。