GX形管で土留工を用いて施工する場合の掘削幅の考え方は?
Q9-16
- GX形管で土留工を用いて施工する場合の掘削幅の考え方は?
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「水道事業実務必携」第2章 開削工歩掛によると、掘削深度が1.5mを超える場合や、1.5m以下の掘削深度でも自立性の乏しい地山の場合には、適切な土留工を施すものとされています。その場合、掘削幅は(1)吊込み時の掘削幅、(2)接合時の掘削幅、(3)最小掘削幅を求め、このうち大きい値を採用します。
一例として、実務必携に記載された部材標準寸法を用いて、呼び径150GX形管を軽量鋼矢板で施工する場合の掘削幅を求めると、下記のとおり900mmとなります。掘削幅(mm) 計算式 (1)吊込み時 632 B=D5+2×(b1+c+b2) (2)接合時 589 B=D2+2×(b3+c) (3)最小掘削幅 890 B=600+(c+b2)×2 掘削幅 900 (1),(2),(3)の最大値を10㎜未満を切り捨てし、50㎜単位に切り上げ丸め処理する