GX形の接合や切管挿しロ加工に必要な工具は、NS形の同施工に使用するものと変わるのでしょうか?また、NS形で使用する工具のなかでGX形に 使用できるものはありますか?
Q10-7
- GX形の接合や切管挿しロ加工に必要な工具は、NS形の同施工に使用するものと変わるのでしょうか?また、NS形で使用する工具のなかでGX形に 使用できるものはありますか?
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GX形の施工時に必要な工具を以下に示します。
1.GX形の接合に必要な工具
(1)NS形呼び径250以下で使用する工具のなかでGX形に使用できる工具
①プラスチックハンマ
②スリングベルト(4本):吊り具として使用しているナイロンスリングで代用が可能です。
③レバーホイスト(0.8tf用 2個):管との接触部はゴム板などで養生してください。
④ラチェットレンチ(異形管用)
⑤ロックリング絞り器
(2)新規に準備が必要な工具
①ゴム輪位置チェックゲージ(直管、P-Link用):厚さ2mm-4mm
②インパクトレンチ(異形管用)
③ユニバーサルジョイント(異形管用):屈曲角30°
④隙間ゲージ(異形管、P-Link用):厚さ0.5mm
⑤ロックリング拡大器(異形管用)
2.GX形の切管に必要な工具
GX形の切管は、P-LinkやG-Linkを用いる方法と、NS形と同様に切管用挿し口リングを使用して、挿し口突部を形成する方法があります。P-LinkやG-Linkを用いる方法では全てNS形の施工工具を使用できます。
(1)P-Link、G-Linkを用いる場合
①切断機
②グラインダ・面取りヤスリ
③トルクレンチ:トルク100N・m
(2)切管用挿し口リングを使用する場合
1)NS形呼び径250以下で使用する工具のなかでGX形に使用できる工具
①専用の溝切機・切断機
②挿し口リング拡大器
③シャコ万力
④専用ストッパ付ドリル刃
⑤ドリル
⑥グラインダ、・面取りヤスリ
⑦プラスドライバ(呼び番号2番)
2)新規に準備が必要な工具
①チェックゲージ
3.GX形の解体に必要な工具
(1)NS形呼び径250以下で使用する工具のなかでGX形に使用できる工具
①解体矢
②特殊割押輪
③油圧ジャッキまたはだるまジャッキ
④解体矢打込みキャップ
⑤ハンマ
(2)新規に準備が必要な工具
①薄板(P-Link、G-Link用)
なお、管を吊る時は、従来管と同様にナイロンスリングやゴムチューブなどで被覆されたワイヤーロープを用いてください。