GX形ダクタイル鉄管は、なぜ狭い掘削幅で施工ができるのですか?
Q9-10
- GX形ダクタイル鉄管は、なぜ狭い掘削幅で施工ができるのですか?
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GX形ダクタイル鉄管は、新しい継手構造で施工性を大幅に向上したことにより、NS形に比べ狭い掘削幅での施工が可能となっています(図1、表1)。GX形ダクタイル鉄管における管路布設時の掘削幅削減に関わる施工性向上のポイントを表2に示します。
表1 掘削幅(土留めなし)呼び径掘削幅(cm)GX形NS形T形75606060100606560150607060200607560250658060表2 管路布設時の掘削幅削減に関わる施工性向上のポイント施工性向上の
ポイント内容直管の接合GX形ゴム輪の採用で継手接合時の挿入力を大幅に低減させたことにより、1 台のレバーホイストでの継手接合が可能となりました。異形管の接合メタルタッチ押輪の採用により、T頭ボルト締め付け時のトルク管理が不要となり、インパクトレンチによる締め付け作業が可能となりました。
なお、G-Link押ボルトのトルク管理については、柄の短いトルクレンチを使用することにより作業可能となります。GX形管路布設に必要な掘削幅はT形管路布設時と同じ、あるいはそれ以上あります。これまで、T形管路での埋め戻しが問題なく行われていることから、GX形管路においても掘削幅削減の影響を受けることなく埋め戻しを行うことができます。