切管の最小寸法、最大寸法について。
Q6-10
- 切管の最小寸法、最大寸法について。
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1.切管の有効長の最小長さ
中小口径の場合、切管の有効長の最小長さは概ね1mとしています。これは現地での切管や解体作業がスムーズに行える寸法として設定されています。しかし、実際の施工現場では1m以下の切管がどうしても必要になる場合が有ります。ここではそのような場合の参考となるように、NS形・GX形管の切管や解体作業が可能なぎりぎりの最小長さを示します。呼び径GX形NS形切管ユニットを使用する場合切管用挿し口リングを使用する場合甲切管乙切管甲切管乙切管甲切管乙切管756607707007708008101006607707207708108201506807707407708408602006807707407708408602506807707407708408603007208207608209601000350--97010109701010400--97010209701020450--98010209801020500----9101010600----9201020700----9501120800----9601140900----97011501000----10901150備考 1) GX形は、切管加工をエンジンカッターで行う場合について示した。 2) NS形は、切管、溝切 、 挿し口テーパ加工をパイプ切削切断機で行う場合について示した。 3) 各寸法は、管の切断、継手の接合、継手の解体に必要な最小寸法を各々算出し、それらのうち最も長い値を示した。なお、GX形のP-Linkの有効長は含んでいない。 4) 呼び径300以上については、切用管(受口端面から約500mm離れた管全周に幅約50mmの白線を表示)を使用する必要がある。 5) 切断部の外径または外周長を実測し、外径許容差を満足していることを確認する必要がある。 6) 本寸法は継ぎ輪の預け代を考慮していない。そのような配管(せめ配管)を行う場合の切管寸法は、別途検討する必要がある。
2.切管の有効長の最大長さ
切管の有効長の最大長さを参考として以下に示します。呼び径 甲切管(受挿し管) 乙切管(両挿し管) 50 ~ 250 直管の有効長- 200mm 直管の有効長- 500mm 300 ~ 2600 直管の有効長- 200mm
ただし、US形、UF形、U形は直管の有効長- 400mm とする。直管の有効長- 1000mm 注記 呼び径1650 ~ 2600 のS形、呼び径2000 ~ 2600 のUS形及び呼び径1500~ 2600 のUS形(R方式)は、メーカーでの工場切管である。