トップページQ&A設計耐震継手の伸縮余裕代が有効長の±1%、離脱防止力が3DkNは、何を基準に設定されているのでしょうか? Q6-14 耐震継手の伸縮余裕代が有効長の±1%、離脱防止力が3DkNは、何を基準に設定されているのでしょうか? 地震によって発生する地盤ひずみは、地震の強さ、地盤の固有周期地震波の伝播速度から算出できます。例えば、軟弱な地盤想定し、地震動の加速度Aを4m/s2、地盤の固有周期Tを0.8S、地震波の伝播速度Vは100m/sとした場合、地盤のひずみεは、ε=TA/2πV≒0.005となり、約0.5%となります。埋設管の挙動が地盤の挙動とほぼ一致することから、地盤ひずみをすべて継手部で吸収するとし、かつ、余裕係数(安全率)を2として継手の伸縮量を有効長の±1%としました。また、離脱防止力3DkN(D:呼び径(mm))は次のように決めました。地震時に継手に掛かる抜け出し力(F)は、次式で表せます。F=μπDL/4 μ: 地震時における単位面積当たり摩擦力D : 管外径(≒呼び径とする)L : 地震波の波長μ=10~20kN/m2、L=100mとし、余裕(安全率)4~2を見込んで、3DkNとしました。 前のページに戻る お問い合わせ Q&Aに関するご意見、ご質問は以下よりお問い合わせください。 お問い合わせ
トップページQ&A設計耐震継手の伸縮余裕代が有効長の±1%、離脱防止力が3DkNは、何を基準に設定されているのでしょうか? Q6-14 耐震継手の伸縮余裕代が有効長の±1%、離脱防止力が3DkNは、何を基準に設定されているのでしょうか? 地震によって発生する地盤ひずみは、地震の強さ、地盤の固有周期地震波の伝播速度から算出できます。例えば、軟弱な地盤想定し、地震動の加速度Aを4m/s2、地盤の固有周期Tを0.8S、地震波の伝播速度Vは100m/sとした場合、地盤のひずみεは、ε=TA/2πV≒0.005となり、約0.5%となります。埋設管の挙動が地盤の挙動とほぼ一致することから、地盤ひずみをすべて継手部で吸収するとし、かつ、余裕係数(安全率)を2として継手の伸縮量を有効長の±1%としました。また、離脱防止力3DkN(D:呼び径(mm))は次のように決めました。地震時に継手に掛かる抜け出し力(F)は、次式で表せます。F=μπDL/4 μ: 地震時における単位面積当たり摩擦力D : 管外径(≒呼び径とする)L : 地震波の波長μ=10~20kN/m2、L=100mとし、余裕(安全率)4~2を見込んで、3DkNとしました。 前のページに戻る お問い合わせ Q&Aに関するご意見、ご質問は以下よりお問い合わせください。 お問い合わせ