環境への取り組み

~一滴の水を大切に~
未来を支えるサステナブルなダクタイル鉄管

ダクタイル鉄管は、長年人々の生活に欠かせない水インフラを支えてきました。日本で使われている水道管のうち、約半分はダクタイル鉄管であり、特に基幹管路と呼ばれる重要管路には多く使用されています。昨今、様々な環境問題が深刻化する中、日本ダクタイル鉄管協会としましても、カーボンニュートラル、循環型社会の実現に向けて環境への取り組みを促進していきます。環境に優しいダクタイル鉄管を通じて、SDGsへの取り組みを進め、持続可能な社会の実現に貢献して参ります。


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<環境への取り組みの考え方>

①環境省が提示するサプライチェーン排出量の削減に寄与する活動を進め、CO2排出量の削減を図ります。

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出典:環境省ホームページ  https://www.env.go.jp/earth/ondanka/supply_chain/gvc/estimate.html


Scope1~3のそれぞれの段階でCO2排出量削減への取り組みを実施


②貴重な水資源の保全を図ります。

ダクタイル鉄管の強靭さ・施工の容易さで、漏水を抑止し水資源を保全


③資源のリサイクルに取り組み、廃棄物の発生を抑制します。

繰り返し使えるダクタイル鉄管で循環型社会の構築に貢献




製造面における取り組み(サプライチェーン排出量 Scope1・2)

各会員会社では、ダクタイル鉄管の製造時や配送時に発生するCO2や廃棄物の低減、環境に優しい電力の利用や工場排水の循環利用等により、環境負荷の低減に積極的に取り組んでいます。


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使用面における取り組み(サプライチェーン排出量 Scope3)

長寿命で強靭な管路構築

耐震継手ダクタイル鉄管は強靭な管体と継手部の高い耐震性により、大きな地震や豪雨等の自然災害が発生しても漏水せず、そのまま使い続けることが可能です。また、高い防食機能も有しているため、一度布設すると長期に渡って使用が可能です。
管路更新や災害復旧のための工事が減ることで、CO2の発生を抑制し、漏水を防ぐことにより貴重な水資源を有効利用することができます。


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<ご参考>


漏水を抑えることで浄水過程のCO2排出量削減や水資源の保全に貢献
→日本の漏水量:約1083百万㎥(東京ドーム約874杯分・令和3年度)
→漏水量を浄水する過程で発生する年間CO2排出量:約25万5千トン
 (全て吸収するにはスギの木約1810万本が必要・令和3年度)
※(公社)日本水道協会「水道統計(令和3年度)」及び東京都水道局ホームページを参照に当協会にて算出




ダクタイル鉄管のリサイクルによる環境負荷低減

ダクタイル鉄管の主な原材料は鉄スクラップです。役目を終えた古い管(撤去管)は鉄スクラップとして再利用され、新しいダクタイル鉄管や他の金属製品に生まれ変わります。ダクタイル鉄管は繰り返しリサイクルされ、社会を支え続けます。


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協会活動での取り組み

当協会では日頃の活動の中でも環境を意識した取り組みを行っています。



<技術説明会・継手接合研修会>

技術説明会では事業体やコンサルタントの方に適切な設計方法を、継手接合研修会では工事業者の方に適切な施工方法を身に付けて頂くことで、ダクタイル鉄管の品質保持に力を入れています。




<小規模簡易DBの普及促進「管路の強靭・持続に関する研究会」>

水道管路の工事について、小規模簡易DB(設計施工一括発注方式)による発注を普及促進し、管材料を効率的に使用する設計をすることにより、管路工事における廃棄物の抑制を図っています。




<協会セミナーでの発信>

全国の会場で事業体職員や学識者を講師として実施する協会セミナーでは、環境に関するテーマを積極的に取り入れていきます。




環境に関するトピックス

当協会の環境に関するトピックスを掲載していきます。

2024年6月5日 「環境への取り組み」 紹介ページ掲載


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