耐震継手ダクタイル鉄管は、これまでの地震で被害はなかったのですか?
Q15-1
- 耐震継手ダクタイル鉄管は、これまでの地震で被害はなかったのですか?
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離脱防止機能を有する継手が使用され始めて約30年になりますが、下表に示すように阪神・淡路大震災等の大地震においても被害は皆無でした。
離脱防止機能を有する継手(S形、SII形、NS形)の実績例地震名発生年月日布設都市布設延長被害件数布設エリア兵庫県南部地震
(阪神・淡路大震災)1)H7.1.17神戸市、西宮市、芦屋市約270km0埋立地、造成地、液状化発生地域、他 鳥取県西部地震 2) H12.10.6米子市、境港市約11.8km0芸予地震 3) H13.3.24広島市504km0十勝沖地震 4) H15.9.26釧路市他約30km0新潟県中越地震 5) H16.10.23長岡市、十日町市、
柏崎市約20km0能登半島地震 H19.3.25輪島市、志賀町、
穴水町、七尾市約40km0東日本大震災 6) H23.3.11仙台市、大崎市、栗原市、
登米市、涌谷町、水戸市他約1780km0文献1):日本水道協会,「1995年兵庫県南部地震による水道管路の被害と分析」,平成8年5月
文献2):米子市水道局,「鳥取県西部地震震災報告書」,平成13年7月
文献3):日本水道協会,「芸予地震による水道施設の被害と復旧状況について」,水道協会雑誌,Vol.70,No.5,平成13年5月
文献4):金子正吾他,「2003十勝沖地震における水道管管路被害調査結果概要」,ダクタイル管,Vol.75,平成16年6月
文献5):新潟県中越地震水道現地調査団(厚生労働省健康局水道課)「新潟県中越地震水道被害調査報告書」,平成17年2月
文献6):日本水道協会「平成23年(2011年)東日本大震災における管本体と管路付属設備の被害調査報告書」,平成24年9月