日本ダクタイル鉄管協会規格

JDPA G 1027‐2020 農業用水用ダクタイル鋳鉄管
農業用水に使用する呼び径300~2600 ダクタイル鋳鉄管及び呼び径300~2000 ダクタイル鋳鉄異形管について、製造方法、塗装、ライニング、品質(機械的性質、耐水圧性、形状、寸法、外観等)、試験方法、検査などを規定している。接合形式はT形及びK形、管厚はA~D種で、薄肉管も規定している。
JDPA G 1029‐2016 推進工法用ダクタイル鋳鉄管
呼び径250~2600 推進工法用ダクタイル鋳鉄管の原管、内装、外装などについて、材料、品質(形状、寸法、外観等)、試験方法、検査を規定している。接合形式は、T形、U形、US形を規定している。
JDPA G 1030‐2011 ダクタイル鋳鉄管
JDPA G 1031‐2011 ダクタイル鋳鉄異形管
JIS G 5526・5527、JWWA G 113・114及びJSWAS G-1に規格化されなかった又はそのいずれかにのみ規格化された呼び径75~2600ダクタイル鋳鉄管及び異形管について規定している。
JDPA G 1040‐2013 ダクタイル鋳鉄管用ステンレス鋼製ボルト・ナット
ダクタイル鋳鉄管の接合に用いるステンレス鋼製ボルト・ナットについて、材料、品質(機械的性質、形状、寸法、外観等)、試験方法、検査などを規定している。
材料は、耐食合金として一般的に用いられているSUS304系、耐塩素性を考慮して用いられているSUS316系、強度面から用いられているSUS403系を規定している。
JDPA G 1041‐2017 ダクタイル鋳鉄製貯水槽(耐震用・緊急用)
呼び径1500・2000・2600 ダクタイル鋳鉄製貯水槽の型式(分散型、集中Ⅰ型、集中Ⅱ型)、貯水槽に用いる管、貯水槽内の管類、弁室内配管に用いる管などについて規定している。
接合形式はLUF形で、S形やUF形と同等の離脱防止力:3D kN(Dは呼び径mm)を有している。
JDPA G 1042‐2020 NS形ダクタイル鋳鉄管
耐地盤変動用の呼び径75~1000 NS形ダクタイル鋳鉄管及び異形管について、製造方法、塗装、ライニング、品質(機械的性質、耐水圧性、形状、寸法、外観等)、試験方法、検査などを規定している。また、附属書Aに接合部品、附属書Bに継手性能試験方法を規定している。
JDPA G 1042-2‐2020 NS形ダクタイル鋳鉄管(E種管)
設計水圧1.3MPa以下で使用する呼び径75~150 NS形ダクタイル鋳鉄管(E種管)及びNS形ダクタイル鋳鉄異形管(E種管)について、製造方法、塗装、品質(機械的性質、耐水圧性、形状、寸法、外観等)、試験方法、検査などを規定している。また、附属書Aに接合部品、附属書Bに継手性能試験方法を規定している。
なお、呼び径100の直管の有効長は、5000mmとしている(他の接合形式では4000mm)。
JDPA G 1043‐2014 ダクタイル鋳鉄製水管橋
呼び径75~300 GX形水管橋、呼び径75~350 NS形水管橋、及びそれらの水管橋に用いる管などについて、製造方法、塗装、品質(形状、寸法、外観等)、試験方法、検査を規定している。
JDPA G 1046‐2019 PN形ダクタイル鋳鉄管
既設配管内やヒューム管等のさや管内に呼び径の小さい新管を押し込んで又は持ち込んで配管するパイプ・イン・パイプ工法に用いる呼び径300~1500 PN形ダクタイル鋳鉄管及び異形管について、製造方法、塗装、品質(機械的性質、耐水圧性、形状、寸法、外観等)、試験方法、検査などを規定している。また、附属書Aに接合部品、附属書Bに継手性能試験方法を規定している。
※PN形管は、NS形管やS形管と同等の離脱防止力:3D kN(Dは呼び径mm)を有している。
JDPA G 1047‐2006 NS形防食ゴム付き切管用挿し口リング
内面エポキシ樹脂粉体塗装管の切管部に、NS形挿し口突部を形成すると共に切管部を防食する呼び径75~350 NS形防食ゴム付き切管用挿し口リングについて、材料、塗装、品質(機械的性質、形状、寸法、外観等)、試験方法、検査などを規定している。
JDPA G 1049‐2020 GX形ダクタイル鋳鉄管
耐地盤変動用の呼び径75~450 GX形ダクタイル鋳鉄管、異形管及び呼び径75~400 ソフトシール仕切弁について、製造方法、品質(機械的性質、耐水圧性、形状、寸法、外観等)、試験方法、検査などを規定している。また、附属書Aに接合部品、附属書Bに外面耐食塗装を含む塗装、附属書Cに継手性能試験方法を規定している。
※GX形管は、NS形管と同等の性能〔伸縮量:管長の±1%、離脱防止力:3DkN(Dは呼び径mm)、許容屈曲角度:4°(NS形の呼び径300は3°)〕を有し、施工性の向上及び長寿命化を図り、さらに経済的な対応ができる。
JDPA G 1052‐2021 S50形ダクタイル鋳鉄管
呼び径50の耐地盤変動用の管として、S50形ダクタイル鋳鉄管及び異形管について、製造方法、品質(機械的性質、耐水圧性、形状、寸法、外観等)、試験方法、検査などを規定している。また、附属書Aに接合部品、附属書Bに外面耐食塗装を含む塗装、附属書Cに継手性能試験方法を規定している。
※S50形管は、GX形管、NS形管と同等の性能〔伸縮量:管長の±1%、離脱防止力:3D kN(Dは呼び径mm)、許容屈曲角度:4°〕を有し、施工性の向上及び長寿命化を図っている。
JDPA G 1053‐2020 ALW形ダクタイル鋳鉄管
設計水圧1.0MPa以下の農業用水用、下水道用(汚水及び汚泥を除く)及びその他(水道用を除く)のパイプラインに使用する呼び径300~1500 ALW形ダクタイル鋳鉄管について、製造方法、品質(機械的性質、耐水圧性、形状、寸法、外観等)、試験方法、検査などを規定している。また、附属書Aに接合部品を規定している。なお、呼び径700以上のゴム輪はJIS G 5527のT形用を使用する。
JDPA G 3002-2‐2019 US形ダクタイル鋳鉄管(R方式)
呼び径1500~2600 US形ダクタイル鋳鉄管(R方式)、US形ダクタイル鋳鉄異形管(R方式)及び接合部品について、形状、寸法、及び接合部品の材料を規定している。なお、それ以外の品質、試験方法、検査は、US形によることとしている。
※US形管(R方式)は、長距離かつ曲線区間の多いシールドトンネル内における管路工事の更なる工期短縮や管路布設費の低減のため、継手性能(耐震性、水密性等)は現行US形と同等で、受口長さの短縮、接合部品点数の削減、継手部のモルタル充填不要、「角度付き直管」を新たにラインアップなどの特長を有する。
JDPA Z 2002‐2010 ダクタイル鋳鉄管継手用滑剤
ダクタイル鋳鉄管の接合を容易にするために使用する継手用滑剤について、組成、品質(物性、浸出性等)、試験方法、検査などを規定している。
JDPA Z 2004‐2022 ダクタイル鋳鉄管類の表示
ダクタイル鋳鉄管、異形管、ソフトシール仕切弁、接合部品及び塗覆装などに行う表示について規定している。
なお、JDPA Z 2004-1~JDPA Z 2004-4は、2017年改正までにJDPA Z 2004に統合したため廃止し、現在は欠番としている。
JDPA Z 2004-5‐2020 US形ダクタイル鋳鉄管(R方式)の表示
JDPA G 3002-2のUS形ダクタイル鋳鉄管(R方式)、異形管、接合部品、塗覆装などに行う表示について規定している。
JDPA Z 2009‐2011 ダクタイル鋳鉄管外面特殊塗装
露出配管、水中配管などの特殊な使用条件の場合にダクタイル鋳鉄管及び異形管に行う外面塗装について、種類、塗料などの使用材料、塗装方法、塗膜の品質(厚さ等)、試験方法、検査などを規定している。
JDPA Z 2010‐2009 ダクタイル鋳鉄管合成樹脂塗装
ダクタイル鋳鉄管及び異形管の外面などに行う合成樹脂塗装について、塗料の組成及び品質(物性、浸出性等)、塗装方法、塗膜の品質(厚さ等)、並びに各品質の試験方法及び検査などを規定している。
JDPA Z 2011‐2009 ダクタイル鋳鉄異形管内面液状エポキシ樹脂塗装
大口径のダクタイル鋳鉄異形管の内面などに行う液状エポキシ樹脂塗装について、塗料(溶剤形、無溶剤形)の組成及び品質(物性、浸出性等)、塗装方法、塗膜の品質(厚さ、ピンホール等)、並びに各品質の試験方法及び検査などを規定している。
JDPA Z 3001‐2018 ダクタイル鋳鉄管エポキシ樹脂粉体塗装
ダクタイル鋳鉄管、異形管及びGX形P-Linkの内面に行うエポキシ樹脂粉体塗装について、塗料の組成及び品質(物性、浸出性等)、塗装方法、塗膜の品質(厚さ、ピンホール等)、並びに各品質の試験方法及び検査などを規定している。また、附属書A及びBに塗料の浸出性及び浸出試験方法、附属書Cにリコート(塗り重ね塗装方法)を規定している。
JDPA Z 3002-2017 ダクタイル鋳鉄管モルタルライニング
呼び径75~2600のダクタイル鋳鉄管の内面に施すモルタルライニングについて、材料、成形方法、品質(厚さ、ひび割れ、外観等)、試験方法、検査などを規定している。また、附属書Aにモルタルライニングの表面に塗装するシールコート、附属書Bに補修材を規定している。
JDPA Z 2017‐2015 ダクタイル鋳鉄管用切管端面防食材料
ダクタイル鋳鉄管の切管部を防食するために使用する防食材料として、防食キャップ(呼び径75~300のGX形に適用)、防食ゴム(呼び径75~250のGX形及びNS形、呼び径75~350のK形及びT形に適用)、並びに塗料(全ての管に適用)について規定している。

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