水道事業持続への展望 −人づくりとものづくり−
新潟市水道局 技術部長 水道技術管理者 大沼 博幹
水道事業の使命は安全でおいしい水を安定して供給すること、市民から信頼される水道であることです。そこにプラスアルファとして良好な水道を次世代に引き継ぐことも重要です。今回のレポートにおいて、人口減少社会を迎えた中で、水道事業が抱える課題を抽出し、その対策と今後の事業計画、効率的なものづくり、「人づくり」について報告しています。

緊急貯水槽の設置について −災害に強い水道を目指して−
苫小牧市上下水道部 水道整備課 課長 岩田 康幸
苫小牧市は、人口約17万4千人、北海道の中央部に広がる石狩低地帯の最南部に位置しています。水道事業は、昭和25年に創設事業として認可を受け、昭和27年に給水を開始しています。平成20年に策定された「苫小牧市水道ビジョン」の基本理念の一つである「災害に強い水道」を目指し、平成21年度から緊急貯水槽の設置を計画されています。今回のレポートでは、貯水槽の配置や容量、構造形式、材質などの検討、実際の施工から設置に至るまでを報告しています。

小規模事業体でもやればできるアセットマネジメント −矢巾町水道事業の実践から−
矢巾町上下水道課 主任主事 吉岡 律司
矢巾町の水道事業は1963年に創設認可以来、2回の拡張事業を実施し1990年から第3次拡張事業を実施しており、普及率は97%に達しています。今回、矢巾町水道事業の取り組みの中で重要と考えられるポイントを紹介し、同時に水道のアセットマネジメントについての考えを報告しています。

国営農業水利事業における地すべり地帯へのNS形ダクタイル鉄管適用事例
馬淵川沿岸農業水利事業所 次長 三浦 耕三
国営馬淵川沿岸農業水利事業により、馬淵川から湯田揚水機場にてかんがい用水を取水し、右岸幹線用水路を経由して湯田吐出水槽まで圧送した後、右岸支線用水路を経由して各受益地へ供給するパイプラインがあります。このパイプラインの一部区間が地すべり防止区域内での施工となり、その対策としてNS形ダクタイル鉄管を採用した設計、施工例を報告しています。

中能登町における水道事業の課題と施設整備計画について

中能登町上下水道課 主査 中村 中
中能登町は平成17年3月に3町が合併してできた新しい町です。水道事業は、給水人口18,806人、99.4%の普及率となっています。今回のレポートでは、町の総合計画を実現するために、計画の基本理念や国のビジョンを踏まえ、「自然の恵み、これからも安全・安心な中能登町の水」を基本理念とする目標を設定されました。その中の水道事業の課題と施設の整備計画について報告しています。

西宮市水道施設整備計画とアセットマネジメントを取り入れた老朽管更新の考え方
西宮市水道局 工務部配水課 計画給水チーム係長 山崎 勝博
西宮市は、兵庫県の南東部に位置し、水道事業は平成20年度末で給水人口479,060人で、一日最大配水量は179,710m3となっています。今回のレポートでは、平成13年に策定された西宮市水道施設整備計画(平成20年8月改訂)における管路整備の方向性や更新の方針などを報告しています。

基幹管路の更新と耐震化検討 −名護〜本部送水管について−
沖縄県企業局 建設計画課 計画課長 東恩納 宏
沖縄県の人口は、138万人で、そのうち約8割は沖縄本島の中・南部に集中しています。今回、埋設年数が約40年を経過した名護〜本部送水管の施工と腐食性環境が相まって、腐食事故が発生するなど、管路の老朽化が懸念されています。今回のレポートでは、管路の腐食老朽度評価および想定地震動での耐震性評価を踏まえた耐震化の必要性を検討し、今後の更新、耐震化の検討について報告しています。
 


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