現在ダクタイル鉄管関連の主な規格には、次のようなものがあります。
  日本工業規格 / 日本水道協会規格 / 日本下水道協会規格 / 日本ダクタイル鉄管協会規格

 
日本工業規格
JIS A 5314‐1998 ダクタイル鋳鉄管モルタルライニング
  呼び径75〜2600ダクタイル鋳鉄管の内面に行うモルタルライニングについて、材料、成形方法、ライニングの厚さ及び外観などが規定されている。
JIS G 5526‐1998 ダクタイル鋳鉄管
JIS G 5527‐1998 ダクタイル鋳鉄異形管
  呼び径75〜2600ダクタイル鋳鉄管及び異形管の機械的性質、水密性、形状、寸法、外観及び試験方法などについて規定されている。接合形式は、K形、T形、U形、KF形、UF形、SII形、S形、US形、PII形、フランジ形(異形管のみ)などが規定されている。また、JIS G 5527の附属書に接合部品が規定されている。
JIS G 5528‐2006 ダクタイル鋳鉄管内面エポキシ樹脂粉体塗装
  ダクタイル鋳鉄管及び異形管の内面に塗装する、エポキシ樹脂粉体塗装の塗料、塗装方法、塗膜の品質及びその試験方法などについて規定されている。
 


 
日本水道協会規格
JWWA A 113‐2010 水道用ダクタイル鋳鉄管モルタルライニング
  呼び径75〜2600水道用ダクタイル鋳鉄管の内面に行うモルタルライニングの厚さ、ひび割れ、外観、浸出性、材料、成形方法、試験、検査などについて規定されている。
<平成22年7月23日に改正された主な内容>
1)シールコートを塗装したライニングの浸出性及び浸出試験が規定された(従来は
 シールコートのみの浸出性が規定されていた)。
2)シールコート、混和材料、補修材に使用する原材料が規定された。
3)pHの増加量は、浸出性の項目とし、浸出操作及び分析方法は、JWWA Z 108
 (水道用資機材−浸出試験方法)とJWWA Z 110(水道用資機材−浸出液の分析
 方法)に見直された。
JWWA G 112‐2004 水道用ダクタイル鋳鉄管内面エポキシ樹脂粉体塗装
  水道用ダクタイル鋳鉄管及び異形管の内面に用いるエポキシ樹脂粉体塗装の塗料の組成、品質(物性及び浸出性など)、試験、塗装方法、塗膜の品質(厚さ、ピンホールなど)などについて規定されている。
JWWA G 113‐2010 水道用ダクタイル鋳鉄管
JWWA G 114‐2010 水道用ダクタイル鋳鉄異形管
  呼び径75〜2600水道用ダクタイル鋳鉄管及び異形管の機械的性質、黒鉛球状化率、浸出性、水密性、形状、寸法、質量、外観、試験、検査などについて規定されている。接合形式はNS形、SU形、S形、US形、PU形、KF形、UF形、K形、T形、U形及びフランジ形(異形管のみ)が規定されている。また、附属書Aには接合部品、附属書Bには浸出性及び浸出試験方法、そして、附属書Cには継手性能試験方法が規定されている。
<平成22年7月23日に改正された主な内容>
1)継手性能(継手性能試験)が規定された。
2)呼び径300〜450のNS形管、US形管のLS方式、呼び径75〜250のNS形ゴム輪
 (タイプU)が追加された。
3)呼び径75〜250のSU形管、呼び径700のU形・UF形・US形管、PI形管及び呼び径
 700以上の形式1のフランジ形異形管(RF形−RF形フランジの組合せ)が削除された。
4)異形管の内面塗装にJWWA K 157の無溶剤形エポキシ樹脂塗装が追加された。
JWWA K 135‐2007 水道用液状エポキシ樹脂塗料塗装方法
  水道施設に使用する管類などの内面に塗装する二液性溶剤形エポキシ樹脂塗料の組成、品質(物性及び浸出性など)、試験、検査、塗装方法、塗膜の品質(厚さ、ピンホールなど)などについて規定されている。
JWWA K 139‐2008 水道用ダクタイル鋳鉄管合成樹脂塗料
  水道用ダクタイル鋳鉄管及び異形管の外面及び継手部に塗装する合成樹脂塗料の組成、品質(物性及び浸出性など)、試験、検査などについて規定されている。
JWWA K 156‐2004 水道施設用ゴム材料
  水道施設に使用する管継手及びバルブ等の水密保持用のゴム材料の組成、品質(物性及び浸出性)、試験、検査などについて規定されている。
JWWA K 157‐2010 水道用無溶剤形エポキシ樹脂塗料塗装方法
  水道用の管類などの内面に塗装する二液性無溶剤形エポキシ樹脂塗料の組成、品質(物性及び浸出性など)、試験、検査、塗装方法、塗膜の品質(厚さ、ピンホールなど)などについて規定されている。
JWWA K 158‐2005 水道用ダクタイル鋳鉄管用ポリエチレンスリーブ
  地下に埋設する管類の外面防食のために使用するポリエチレンスリーブの材料、品質(物性)、形状、寸法、成形、試験、検査などについて規定されている。
 


 
日本下水道協会規格
JSWAS G−1‐2010 下水道用ダクタイル鋳鉄管
  呼び径75〜2600下水道用ダクタイル鋳鉄管及び異形管の機械的性質、形状、寸法、外観、試験、検査などについて規定されている。
<平成22年3月1日に改正された主な内容>
1)呼び径300〜450のNS形管、US形管のLS方式、呼び径75〜250のNS形ゴム輪
 (タイプU)が追加された。
2)呼び径75〜250のSU形管、呼び径700のU形、UF形、US形管が削除された。
3)RF形-GF形フランジの組合せが、すべてのフランジ付き異形管に拡大された。
4)内面液状エポキシ樹脂塗装に無溶剤形エポキシ樹脂塗料が追加された。
5)附属書4として、ポリエチレンスリーブが規定された。
JSWAS G−2‐2010 下水道推進工法用ダクタイル鋳鉄管
  呼び径250〜2600下水道推進工法用ダクタイル鋳鉄管の原管、内装、外装などについて規定されている。接合形式は、T形、U形、UF形、US形を規定している。
<平成22年3月1日に改正された主な内容>
1)T形、U形、US形推進管の植込みボルトタイプが削除された。
2)外装コンクリートへの不織布巻きが追加された。
3)GS形、GSS形推進管が削除された。
 


 
日本ダクタイル鉄管協会規格
JDPA G 1027‐2011 農業用水用ダクタイル鋳鉄管
  農業用水に使用する呼び径300〜2600ダクタイル鋳鉄管及び呼び径300〜2000ダクタイル鋳鉄異形管の機械的性質、水密性、形状、寸法、外観、塗装、ライニング、試験、検査などについて規定している。接合形式はT形及びK形、管厚は薄肉管も規定している。
JDPA G 1029‐2010 推進工法用ダクタイル鋳鉄管
  呼び径250〜2600推進工法用ダクタイル鋳鉄管の原管、内装、外装などについて規定している。接合形式は、T形、U形、UF形、US形を規定している。
JDPA G 1030‐2011 ダクタイル鋳鉄管
JDPA G 1031‐2011 ダクタイル鋳鉄異形管
  JIS G 5526・5527、JWWA G 113・114及びJSWAS G-1に規格化されなかった又はそのいずれかにのみ規格化された呼び径75〜2600ダクタイル鋳鉄管及び異形管について規定している。
JDPA G 1033‐2007 PII形ダクタイル鋳鉄管
  既設配管内に呼び径の小さい新管を挿入するパイプ・イン・パイプ工法に用いる呼び径300〜1350 PU形ダクタイル鋳鉄管、異形管及び接合部品について規定している。
JDPA G 1040‐2011 ダクタイル鋳鉄管用ステンレス鋼製ボルト・ナット
  ダクタイル鋳鉄管の接合に用いるステンレス鋼(SUS304系、SUS316系、SUS403)製ボルト・ナットについて規定している。
JDPA G 1041‐2010 ダクタイル鋳鉄製貯水槽(耐震用・緊急用)
  呼び径1500・2000・2600ダクタイル鋳鉄製貯水槽の型式(分散型、集中T型、集中U型)、貯水槽に用いる管、貯水槽内の管類、弁室内配管に用いる管などについて規定している。
JDPA G 1042‐2008 NS形ダクタイル鋳鉄管
  耐地盤変動用の呼び径75〜1000 NS形ダクタイル鋳鉄管、異形管及び接合部品について規定している。
JDPA G 1043‐2011 ダクタイル鋳鉄製FT形水管橋
  呼び径75〜350ダクタイル鋳鉄製FT形水管橋、水管橋に用いる管などについて規定している。
JDPA G 1046‐2007 PN形ダクタイル鋳鉄管
  既設配管内に呼び径の小さい新管を挿入するパイプ・イン・パイプ工法に用いる呼び径300〜1500 PN形ダクタイル鋳鉄管、異形管及び接合部品について規定している。
※PN形管は、NS形管やS形管と同等の離脱防止力:3DkN(Dは呼び径mm)を有している。
JDPA G 1047‐2006 NS形防食ゴム付き切管用挿し口リング
  内面エポキシ樹脂粉体塗装管の切管部に、NS形挿し口突部を形成すると共に切管部を防食する呼び径75〜350 NS形防食ゴム付き切管用挿し口リングについて規定している。
JDPA G 1048‐2007 US形ダクタイル鋳鉄管(LS方式)
  耐地盤変動用の呼び径800〜2600 US形ダクタイル鋳鉄管のLS方式について規定している。
JDPA G 1049‐2011 GX形ダクタイル鋳鉄管
  耐地盤変動用の呼び径75〜250 GX形ダクタイル鋳鉄管、異形管、接合部品及びソフトシール仕切弁について規定している。
※GX形管は、NS形管と同等の性能〔伸縮量:管長の±1%、離脱防止力:3DkN(Dは呼び径mm)、許容屈曲角度:4°〕を有し、施工性の向上及び長寿命化を図り、さらに経済的な対応ができる。
JDPA G 1050‐2011 US形切管用挿し口リング
  ダクタイル鋳鉄管の切管部にUS形挿し口突部を形成する呼び径800〜1800US形切管用挿し口リングについて規定している。
JDPA Z 2002‐2010 ダクタイル鋳鉄管継手用滑剤
  ダクタイル鋳鉄管の接合を容易にするために使用する継手用滑剤について規定している。
JDPA Z 2004‐2010 ダクタイル鋳鉄管類の表示
  ダクタイル鋳鉄管、異形管、接合部品及び塗覆装などに行う表示について規定している。
JDPA Z 2004‐2‐2011 GX形ダクタイル鋳鉄管の表示
  JDPA G 1049のGX形ダクタイル鋳鉄管に行う表示について規定している。
JDPA Z 2009‐2011 ダクタイル鋳鉄管外面特殊塗装
  露出配管、水中配管などの特殊な使用条件で使用するダクタイル鋳鉄管及び異形管の外面塗装の種類、塗料、塗装方法、塗膜の品質(厚さなど)などについて規定している。
JDPA Z 2010‐2009 ダクタイル鋳鉄管合成樹脂塗装
  ダクタイル鋳鉄管及び異形管の外面などに塗装する合成樹脂塗料、塗装方法、塗膜の品質(厚さなど)などについて規定している。
JDPA Z 2011‐2009 ダクタイル鋳鉄管内面液状エポキシ樹脂塗装
  大口径のダクタイル鋳鉄異形管の内面などに塗装する液状エポキシ樹脂塗料(溶剤形及び無溶剤形)塗装方法、塗膜の品質(厚さ、ピンホールなど)などについて規定している。
JDPA Z 2015‐2007 水道用ダクタイル鋳鉄管モルタルライニング−シ−ルコ−ト
  水道用に使用するダクタイル鋳鉄管の内面モルタルライニングの表面に塗装するシールコートの材料について規定している。
JDPA Z 2016‐2005 ダクタイル鋳鉄管内面エポキシ樹脂粉体塗装
  ダクタイル鋳鉄管及び異形管の内面に塗装するエポキシ樹脂粉体塗料、塗装方法、塗膜の品質(厚さ、ピンホールなど)などについて規定している。
JDPA Z 2017‐2011 ダクタイル鋳鉄管用切管端面防食材料
  ダクタイル鋳鉄管(内面エポキシ樹脂粉体塗装)の切管部を防食するために使用する防食材料として、防食ゴム(GX形、NS形、K形、T形及びSU形に適用)及び塗料(全ての管に適用)について規定している。
 


 
関連資料
JDPA G 1049 (GX形ダクタイル鋳鉄管)
(PDFファイル:301KB)
JDPA G 1048 US形ダクタイル鋳鉄管(LS方式)規格の制定(要約)
(PDFファイル:56KB)
JDPA G 1041 ダクタイル鋳鉄製貯水槽(耐震用・緊急用)規格の改正(要約)
(PDFファイル:11KB)
JDPA Z 2015 水道用ダクタイル鋳鉄管モルタルライニング−シールコート 規格の改正(要約)
(PDFファイル:11KB)
JDPA Z 2005 ダクタイル鋳鉄管用ポリエチレンスリーブの廃止(要約)
(PDFファイル:14KB)
JWWA K 158(水道用ダクタイル鋳鉄管用ポリエチレンスリーブ)規格の制定(要約)
(PDFファイル:84KB)
JDPA G 1042(NS形ダクタイル鋳鉄管)規格の改正(要約)
(PDFファイル:47KB)
JDPA G 1046(PN形ダクタイル鋳鉄管)規格の制定(要約)
(PDFファイル:59KB)
φ75〜φ250 NS形ダクタイル管の新しい現地切管挿し口突部形成方法
〜テーパ一体形の切管用挿し口リングの場合〜
(PDFファイル:155KB)
φ75〜φ250 NS形ダクタイル管の新しい現地切管挿し口突部形成方法
〜既設埋設管切管用挿し口リングの場合〜
(PDFファイル:102KB)
NS形の寸法質量表
(PDFファイル:3310KB)

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